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ベートーヴェンが本来考えていた通りに鳴り響いてゆく。
♬1970〜71年の録音。発売当時全曲がレコード芸術誌の特選盤になった名盤で、《3番》、《4番》、《皇帝》はレコード店の基本在庫のAクラスになっていました。私は一枚、一枚のアルバムは観たことありますがセットになっているのを見るのは初めてです。その後、4枚組のセットとなったものですがアマデウスクラシックス店長の話では、『セット物はこのドイツ・デッカ限りだろう。他は観たことがない』ということでした。
演奏の聞き所はグルダの音楽としてよりも、当時の推薦評を借りて『ベートーヴェンの精神と魂に密着し、作曲家が本来考えていた通りに鳴り響いてゆく。』に充分に表されています。グルダへの興味を更に押し広げてくれる録音です。
【協奏曲】
- レーベル:独 DECCA
- レコード番号:SKB 25060-D/1-4
- オリジナリティ:ブルー・ラベル、1stラベル
演奏
- ピアノ:フリードリッヒ・グルダ
- 指揮:ホルスト・シュタイン
- 管弦楽:ウィーン・フィル
曲目
- ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集 ☛ CD:ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集(3CD)(BEETHOVEN:Piano Concertos complete)
試聴感とレコード盤、ジャケットのコンディション:
- 1970〜71年の録音。発売当時全曲がレコ芸の特選盤になった名盤で、当時の推評を少し引用すれば『グルダのピアノはベートーヴェンの精神と魂に密着し、作曲家が本来考えていた通りに鳴り響いてゆく。しかも珍しい位に気持ちがこもっている』。ホルスト・シュタインの指揮も絶賛です。このレコードの英DECCA盤は一度も観た事が無く、本盤も独プレスですがスタンパーは英DECCAのものをしよう。その結果、英DECCAを思わせる音質に仕上がっていて全曲優秀録音と言って良いでしょう。
- 盤は、それぞれですが《1番》で1楽章に1回のプチ音。《2番》で1楽章に3回ほどのプチ音。《3番》は特に気になるノイズは無く、《4番》は2楽章の出だしで大きくない周回ノイズが2分ほど、《5番》は特にノイズはありません。
- BOXは表の左上隅に1cmの割れがありますが、他は問題有りません。(4LP)
コンディション:(レコード、ボックスの状態)
ⓇNM~NM- ⒿNM-
コンディションの基準はこちらを参照してください。 http://amadeusclassics.otemo-yan.net/e275873.html
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